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羊毛の構造と物性

羊毛の構造と物性

◎編集:日本羊毛産業協会
    

日本を代表する羊毛技術者執筆陣23名が
羊毛科学の基礎~応用を世界初 集大成!
販売価格 5,800円
(内訳) 本体:5,000円
税  :400円
送料:400円
判 型 B5判(上製本)
頁 数 220頁
発 行 2015年4月
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目次

・発刊のご挨拶

 日本羊毛産業協会 会長 兼 一般財団法人 日本羊毛工業技術開発協会 理事長 佐藤 光由

・序

 『羊毛の構造と物性』編集委員長 長澤 則夫

第 一 部  基 礎 編

はじめに

第1章 羊毛と獣毛

 1.1  人間と羊毛の歴史
                   

元・IWS業務統括部長
                        大内 輝雄


  1.1.1 古代の羊
  1.1.2 ヨーロッパの牧羊
  1.1.3 南半球のメリノ羊
  1.1.4 日本の牧羊
 1.2  羊の仲間たち
                   

元・IWS業務統括部長
                        大内 輝雄


 1.3  繊維の鑑別
               

日本羊毛産業協会 専務理事
              (元・日本毛織㈱ 東京支社長)
                        長澤 則夫


 1.4  ウールグリース
               

日本羊毛産業協会 専務理事
              (元・日本毛織㈱ 東京支社長)
                        長澤 則夫


  1.4.1 ラノリンの組成
  1.4.2 ラノリンの用途
獣毛とその電顕写真

第2章  羊毛繊維の構造

               

元・独立行政法人
               農林水産消費安全技術センター
                        坂部  寛


 2.1 形態と構造
 2.2  キューティクル
 2.3  コルテックス
 2.4  CMC
 2.5 微細構造
   2.5.1 ミクロフィブリル構造
   2.5.2 IFタンパク質の二次構造

第3章  羊毛の七不思議

                 

羊毛加工技研事務所 代表
                 (元・IWS/WNZ開発部長)
                        梅原  亮


 3.1  水をはじくが水を吸う
 3.2  よく染まるが,汚れにくい
 3.3  細胞は死んでいるが,呼吸をする
 3.4  水を吸うのに,保温性は優れている
 3.5  燃えにくい
 3.6  紡ぎやすさとフェルト
 3.7  形状記憶性により弾力性に富む

第4章  消費性能(物性評価と利用)

 4.1  繊度,繊維長
                       

元・IWS
                       柴田  豊


 4.2 チクチク感
                       

元・IWS
                       柴田  豊


 4.3 弾力性
                        

元・IWS
                       柴田  豊


 4.4 ピリングとネップ
                

元・千葉大学 教育学部 教授
                       三ツ井 紀子


  4.4.1 ピリング
  4.4.2 ネップ
 4.5 摩耗とテカリ

元・千葉大学 教育学部 教授
                       三ツ井 紀子


  4.5.1 摩 耗
  4.5.2 テカリ
 4.6 形態安定性と収縮

元・千葉大学 教育学部 教授
                       三ツ井 紀子


  4.6.1 形態安定性
  4.6.2 収 縮
  4.6.3 伸 び
 4.7 セット

日本羊毛産業協会 専務理事
               (元・日本毛織㈱ 東京支社長)
                        長澤 則夫


  4.7.1 セットとは
  4.7.2 セットに関与する結合
  4.7.3 ジスルフィド結合の開裂・再結合
  4.7.4 共有結合(ランチオニン,リジノアラニン架橋)の生成
  4.7.5 ブンテ塩の生成
 4.8 ハイグラルエクスパンション(HE)
                

日本羊毛産業協会 専務理事
              (元・日本毛織㈱ 東京支社長)
                        長澤 則夫


  4.8.1 単繊維のHE
  4.8.2 膨潤収縮
  4.8.3 織物のHEとHEの原理
  4.8.4 HEに関する注意点
 4.9 フェルト性
  4.9.1 フェルト性とは
  4.9.2 フェルト化の機構
  4.9.3 フェルト性の評価と製品
              

元・日本女子大学 家政学部 教授
                        島﨑 恒蔵


  4.9.4 防縮加工
                    

日本羊毛産業協会 専務理事
               (元・日本毛織㈱ 東京支社長)
                         長澤 則夫


 4.10 消臭機能
                   

(元・IWS/WNZ開発部長)
                        梅原  亮


 4.11 金属吸着

(元・IWS/WNZ開発部長)
                        梅原  亮


  4.11.1 銅欠損羊毛
  4.11.2 電子伝達
  4.11.3 羊毛ケラチンゲルの水銀吸着
  4.11.4 羊毛繊維の重金属イオン吸着能
  4.11.5 Zirpro(ザプロ)防炎加工
 4.12 布の風合い
            

ニッケ(日本毛織㈱)研究開発センター
                       馬場 武一郎


  4.12.1 風合い計量と規格化
  4.12.2 風合い測定装置
  4.12.3 風合い計量の応用と今後  

第5章 物性理論

 5.1 羊毛繊維の力学的性質
                  

カトーテック㈱ 技術顧問
                    (元・金沢大学 教授)
                         松平 光男


  5.1.1 基本的な応力-ひずみ曲線
  5.1.2 羊毛繊維の強伸度におよぼす水分の影響
  5.1.3 他の力学的性質
  5.1.4 羊毛繊維の粘弾性的性質
 5.2 羊毛繊維の化学的性質
                     

KRA羊毛研究所 所長
                    (元・群馬大学 教授)
                         新井 幸三


  5.2.1 過酸化水素によるSS基の酸化
  5.2.2 SS基の還元
  5.2.3 亜硫酸分解
  5.2.4 自己架橋化反応
  5.2.5 SH/SS交換反応
 5.3 水との関係
                 

兵庫教育大学 教授,副学長
                         福田 光完


  5.3.1 外部環境と吸湿性
  5.3.2 水分率と含水率
  5.3.3 羊毛繊維内の水
  5.3.4 水分率と物性
  5.3.5 収着水の特性―束縛水と自由水―
 5.4 消費性能
  5.4.1 はっ水性
  5.4.2 防汚性
  5.4.3 難燃性
                        

和洋女子大学 家政学群
                      服飾造形学類 助教
                             長嶋 直子


  5.4.4 保温性
  5.4.5 快適性
                

元・東京家政大学 家政学部長
                  (大阪府立大学名誉教授)
                         高岸  徹


 5.5 熱的性質
               

椙山女学園大学 生活科学部 教授
                          上甲 恭平


 5.6 光に対する性質
                      

昭和女子大学 副学長,教授
                            小原 奈津子


5.7  KAP分子の凝集構造とIF鎖とKAP間の結合
  5.7.1 KAP分子の架橋構造
  5.7.2 羊毛および毛髪の架橋構造モデル
5.8 おわりに
                   

第6章  機器分析

 6.1 顕微鏡を用いた羊毛繊維の観察
  6.1.1 光学顕微鏡
  6.1.2 電子顕微鏡
                     

滋賀県東北部工業技術センター
                         主任技師 岡田 倫子


  6.1.3 走査型プローブ顕微鏡
                        

ホーユー㈱ 総合研究所
                              名和 哲兵


 6.2 X線回折
                        

花王㈱ ヘアケア研究所
                            上席主任研究員
                              伊藤 隆司


 6.3 IR,ラマン分光法
                     

㈱サニープレイス 研究開発課
                       主席研究員 葛原 亜起夫


  6.3.1 ケラチン繊維のラマンスペクトル
  6.3.2 羊毛のキャラクタリゼーション
 6.4 示差走査熱量分析DSC

椙山女学園大学 生活科学部 教授
                          上甲 恭平


 6.5 XPS
                           

地方独立行政法人
                      大阪府立産業技術総合研究所
                              田原  充


  6.5.1 広域スキャン
  6.5.2 炭素と酸素との結合状態
  6.5.3 硫黄の結合状態
  6.5.4 元素比
  6.5.5 SH/SS交換反応
 6.6 MS,TOF-SIMS
                    

花王㈱ 解析科学研究所
                        上席主任研究員
                          岡本 昌幸


第 二 部  応 用 編

第1章 ケラチンの分子構造

                     

KRA羊毛研究所 所長
                    (元・群馬大学 教授)
                          新井 幸三


 1.1 化学組成
 1.2 コルテックスの化学構造

第2章 羊毛の形態構造

KRA羊毛研究所 所長
                    (元・群馬大学 教授)
                          新井 幸三


 2.1 キューティクルの構造
 2.2 アルベルデン反応
 2.3 18-メチルエイコサン酸
 2.4 スケールの開閉
 2.5 繊維表面摩擦係数の異方性

第3章 コルテックスの構造

KRA羊毛研究所 所長
                     (元・群馬大学 教授)
                          新井 幸三


 3.1 コルテックス組織構造の特徴
 3.2 IFタンパク質の二次構造
 3.3 IFフィラメントの凝集構造
  3.3.1 Solid cylinderモデル
  3.3.2 Hollow cylinderモデル
  3.3.3 SS架橋の切断と毛髪の力学性
  3.3.4 量体平行鎖モデル
 3.4 マトリックス成分タンパク質

第4章 細胞膜複合体の構造

KRA羊毛研究所 所長
                     (元・群馬大学 教授)
                          新井 幸三


 4.1 羊毛の内部(構造)脂質
 4.2 CMCの微細構造
 4.3 キューティクル表面脂質18-MEAの構造と機能
 4.4 エピキューティクル膜表面の外部環境依存性

第5章 ジスルフィド架橋の構造

KRA羊毛研究所 所長
                     (元・群馬大学 教授)
                          新井 幸三


 5.1 はじめに
 5.2 ケラチン繊維のSS架橋の特性化
 5.3 膨潤ケラチン繊維への網目弾性論の応用
  5.3.1 2相モデルの適用
  5.3.2 構造パラメータの決定
 5.4 沸水処理繊維への応用
  5.4.1 沸水処理(セット処理)試料の調製と処理による自己架橋化反応
  5.4.2 水分率と物性
  5.4.3 還元繊維の調製と新しく導入された架橋結合の特性化
 5.5 IF分子のSS架橋の種類と数
 5.6 SS架橋のIF鎖上の架橋の位置,種類および数
 5.7 KAP分子の凝集構造,分子内および分子間架橋数とIF鎖とKAP間の結合
  5.7.1 KAP分子の架橋構造
  5.7.2 羊毛および毛髪の架橋構造モデル
 5.8 おわりに

第6章 ジスルフィド架橋の構造

KRA羊毛研究所 所長
                    (元・群馬大学 教授)
                          新井 幸三


 6.1 等温吸脱着曲線
 6.2 強伸度曲線の湿度変化
 6.3 水和と膨潤
 6.4 微細構造内部の水
 6.5 羊毛繊維のガラス転移温度Tgと含水率

第7章 羊毛繊維 秩序ある不均一細胞組織集合体

          

椙山女学園大学 生活科学部 教授
                         上甲 恭平


 7.1 はじめに
 7.2 実用染色での染料分布
 7.3 構成組織成分の染着性
 7.4 ケラチン繊維のマクロ(階層)構造
 7.5 メリノ羊毛繊維に見られる不均一(示差)染色
  7.5.1 染料特性によるコントロール
  7.5.2 時間によるコントロール
  7.5.3 染色媒体によるコントロール
 7.6 不均一化
 7.7 まとめ

第8章 羊毛製品の快適性

         

文化学園大学名誉教授,同大学院特任教授
                       田村 照子


 8.1 衣服の快適性
 8.2 快適性の評価方法
 8.3 羊毛製品の快適性
 8.4 衣服による気候適応と羊毛製品の快適性
 8.5 寒冷下における羊毛製品の快適性
 8.6 暑熱下における羊毛製品に快適性
 8.7 クールビズファッションにおける羊毛製品の快適性

第9章 風合いの科学

                    

神戸大学大学院
               人間発達環境学研究科 教授 
                       井上 真理


 9.1 布の触感,「風合い」の概念
 9.2 布の風合いの官能評価の標準化
 9.3 布の基本的な力学的特性と表面特性
 9.4 布の風合いの客観評価
 9.5 風合いの客観評価のための計測システム
 9.6 触感の良い布が持つ力学的性質と表面特性
 9.7 風合いの客観評価と材料設計

◆ 索 引

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